AffineとHeptabaseの大きな違い

AffineとHeptabaseの違いを図で説明してみました。

AffineとHeptabaseの大きな違い

今日はふと話題になったAffineとHeptabaseの違いを考えてみたのでサラっと紹介しようと思います。

Affine

AFFiNE - All In One KnowledgeOS
The universal editor that lets you work, play, present or create just about anything.

Notion + Miroといった表現がまさに合うようなナレッジマネジメントツールです。

OSSで、お値段も手頃でとてもよさそうです。

Heptabase

私をご存知の方はお馴染のHeptabaseです。

Heptabase
A note-taking tool for visual learning.

こちらもナレッジマネジメントツールです。メモ同士の構造をマップと呼ばれるホワイトボード上で構造作ることによって理解を深めるのがコンセプトのナレッジマネジメントツールです。

何が違うのか?

ぱっと見同じような機能郡のように見えます。ホワイトボードがあり、そのホワイトボードでごにょごにょと何かをする感じがとても同じに見えます。私もそう見えました。

Affineは30分程度しか触っていないため、解像度が低くとても恐縮なのですが感じたHeptabaseとの大きな違いを説明します。

Affine

ざっくりとAffineの構造を図で書いてみました。

Affine

Affineは基本的にページの中にあるコンテンツ(HeaderやImage, Tableなど)をページと1対1であるホワイトボードにマッピングするツールです。

つまり、ページとホワイトボードは表裏一体であり、片面は文書ページでもう片面はホワイトボードという見方をすることができます。

これは「図で考える」というアプローチがしやすい反面、情報構造の整理という面ではあまり従来のツールから改善はされていません。

たとえばNotionを使っていて、ページ構造のネストが深くなってしまった結果、どこに何があるのかがわからない状態になってしまうのと同じです。

基本的にページの再利用性等を重視しているというよりも「大人数でNotion+Miroを1つの場所で」というのがコンセプトとして近そうです。

Affineを語る時は「NotionとMiroを1個にしたやつね」で大体は表現できていると思います。

Heptabase

次はHeptabaseです。

Heptabase

HeptabaseはAffineとか概念が異なり、MapというワークスペースにCard Libraryというカード棚からカードを好きに配置して考えを発展させるアプローチを取ります。

これにより、カードは何かに依存することなく、カード単体で存在できるため再利用性が非常に高いです。

また、Map同士の境界を越えてカードを配置しやすく、よりMapのテーマに沿ったカードだけを集めて、Mapを創りあげることができます。

これが大きな違いであり、Heptabaseをより強固なものだと感じさせる理由です。

そして以前まではNotion + MiroみたいなものとHeptabaseを紹介していたのですが、今は違うと考えていて、Miro + ...?と組み合わせるものが見つからないくらい独特なものだと思っています。

何か良い表現があれば教えてください。

どっちがいいのか?

ナレッジマネジメントをしたいならHeptabase。MiroやFigjamとNotionを1箇所でやりたいならAffineになります。

どちらもそれぞれの良さがあります。自分の目的に沿って選択してください。

さいごに

Constellaというものも近々登場するようで気になっています。とりあえずウェイテイングリストには登録しました。

Constella — The Visual Infinite Graph with AI
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