PKMをどうアウトプットにするか
おひさしぶりでございます。yum3です。
Personal Knowledge Management(以下PKM)を少し齧っているわけですが、PKMを通して体外にアウトプットするにはどうするのが自然なプロセスになるのかな、と考えています。
一番の理想形はやっぱり、組み立てるだけ
一番の理想形として考えられるのは、Noteを事前にコンポーネントとして取っておき、そのNoteをアウトプットしたいタイミングで他のコンポーネントと組み合わせて、「あ!もう知識は出揃った」という形です。
これは最小コストで知を構築できるため、収集のプロセスをふっとばしてアウトプットを構築することができます。
しかし現実は儚く...だいたいそう上手くいきません。その理由を考えます。
そもそもストックされている知識が少ない
数年前からPKMに触れ始め、読書メモを取り始めたのはつい一昨年くらいになります。となると一昨年くらいからの知識しかストックされていない訳であって、おまけにまだストック予定でされていない知識もたくさん存在します。
このストックするプロセスが後回しにされがちであり、必要な時になってやっとストックする形になるので、なかなか溜っていきません。
アウトプットしてると、更に知識が欲しくなる
テーマを決めてアウトプットしていると途中から、「あれどこに書いてあったんだっけ?メモに取ってないな...」 的なことが多々あります。
それもそのはずで、「このメモを取った時は必要だと感じなかったが、よくよくアウトプットするために考えたら必要だった」というタイプの情報だからです。
つまり、これは自然な流れであり「ただ読む時」と「アウトプットするために読む時」の2ケースで欲しくなる情報タイプが異なるということがわかります。
具体例で言うと、前者が「抽象化された概念やパターン」で後半が「そのパターンや概念を説明するための具体例」になります。大体後半はただ読む時では「ふーん、なるほど」と納得して削ぎ落されていきます。
理解が深まるほど、より詳しい知識が欲しくなる
アウトプットがかたまってくると、もっと踏み込んだところまでのアウトプットを出したくなり、もっともっと...と分野を越えた話にまで片足を突っ込みがちになります。そうなるともう青天井で留まるところを知りません。
もっと欲しい...もっと欲しい...の繰り返しで本も莫大に増え、インプット量も増えて、この効果自体はプラスですが...時間がかかります。
プロセスを見直すとして
今は基本的に以下です。
- (普段の生活) 読書→ノート化
- (目的志向) テーマ→アウトライン→情報収集(読書)→まとめる→アウトプット
この目的志向になった時に「あれも足りない、これも足りない」という状況に陥いるわけですが、逆にその状態が一番理解しようと躍起になっていて一番効果的な時期だとも言えます。となると基本的に目的志向で学習をする形にしつつ、ボトムアップとして緊急度の高くない自分が「面白そう」と感じたものの情報を集めていくとよりスムーズなプロセスになりそうだな...と感じます。
ボトムアップ型なのかトップダウン型なのか、どちらも大切でどちらも旬があるので上手く使いわけていくのが良さそうです。