「ねほりんぱほりん」が面白い

「ねほりんぱほりん」を通して、世の中にいろいろな人がいて、いろいろな人生を歩むことを知る

「ねほりんぱほりん」が面白い

実は12月くらいから「ねほりんぱほりん」をちょくちょく見るようにしています。

ねほりんぱほりんとは

NHKで放送されている山里亮太とYOUの番組です。基本人形劇であることで、人自体が出るわけではないので、アニメ感覚でゆるく見ています。(もしくはラジオ)

基本的に色々な経験をした人が選出されて構成されており、「児童養護施設で育った人」や「元子役」、「わが子を虐待した人」「元談合屋」といった本来自分の人生では知ることがあるかも怪しいレベルのエピソードを体験した当人から聞けるのでとても楽しく見れています。

NHKオンデマンドをアマプラでサブスク(990円/月)していて、そこでアーカイブ放送を見ています。

ねほりんぱほりん(NHKオンデマンド)を観る | Prime Video
顔出しNGの訳ありゲストはブタに、聞き手の山里亮太とYOUはモグラの人形にふんすることで「そんなこと聞いちゃっていいの~?」という話を“ねほりはほり”聞き出す新感覚のトークショー。(C)NHK ほか

とにかく"印象"との差がすごい

まず最初に驚いたのが、"印象"との差がすごかったことです。

やはり○○していた人、○○ってこうなんでしょ?といった噂レベルの先入観を少からず持っていますが、その先入観との差がかなり激しいです。

たとえば元ヤミ金の回です。トイチ(10日で1割)の利子が付く話が有名ですが、実際はそれも"優しすぎる"そうで、横行していたのはシュウサン(1週間で3割)でした。

また、「ホストに貢ぐ女」回ですが、想像していたよりも額が大きく、シャンパンタワーによっては高級車1台買えてしまうような額で、いかに自分が先入観の中で生きていたのかを思い知らされます。

逆に「腐女子」の回では、「なぜ好きなのか」だったり「どうしてカップリングをしたくなるのか」という視点も知ることができて、行動原理が理解できるようになりました。やはり知ることは偉大だなと感じます。

デフォルメ化されていて精神的負荷が小さい

基本的に人形劇で再現VTRだった小物ですら人形にしていることが多いです。(めちゃくちゃ手間暇かかってる...!)

だからこそ、かなりエグい内容の話であっても、ある程度精神的負荷は軽く見られることができています。

これがリアルに実写等で行われていたら、流石に精神的負荷が高く途中で見るのに疲れてやめてしまっていたかと思います。かわいらしい人形劇で、発言やリアクションに合せて目や鼻が動くのもかわいらしいなと思いながら見ています。

YOUの傾聴スキルが高い

ファシリテーターの2人はどちらもファシリテーションが上手ではあるのですが、YOUさんに関してはとび抜けて傾聴のスキルが高いと感じました。

どんなことに対しても否定することなく、共感する姿勢を持っていて、なおかつ更に相手から話を引き出すための問いかけやユーモアを持っており、見ていてかなり勉強になります。

この絶妙なバランス感がクセとなり、ねほりんぱほりんにハマってしまうのかと思います。

直近で見た「占い師」の回

この回では占い師の方の話を深堀りしていました。そこで見ていて感じたのは、実は占い師は「ネガティブ行動修正インストラクター」なのではないかと。

やはり基本的に親身になるため傾聴の姿勢を持ちつつ、よくない行動に対しては良くないというフィードバックをしています。

勇気が出ない人に対して背中を押すために褒めたり、欠点を指摘するために「○○をしていると運気が下がりますよ」という言い方をしたり、1つの結論につながる事を複数の回答パターンを想定しておき、1つでも外したら指摘する。といった自覚させるテクニックがとてもインストラクターっぽいなと思いました。

また、色々な占い手法を組み合せて統計的に運勢を占うと言っていて、微妙に合理的な部分があるんだな...wとも感じました。

バーナム効果や傾聴を駆使して相談に乗る職業、という印象でしたが本職の人の話を聞く限り、その他にもたくさん仕事があるのだと実感しました(当然ですが)

さいごに

土日のちょっとまったりしたい時にどうですか?「ねほりんぱほりん」

他にもNHKオンデマンド作品で面白いものを探してます。

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